保管だけではないテント倉庫の用途
保管だけではないテント倉庫の用途
テント倉庫はキャンプで使われるテントと構造は基本的に同じであり、柱になる部分に支柱を組んで、その支柱にシートを使って雨除けを施した簡易的な倉庫です。
一般的には倉庫なので荷物を一時的に保管するために利用されていますが、簡単に設営や撤去ができる特性から、別の用途でも使われることがあります。
代表的なのは日陰や雨を避けられるので休憩所にして、屋外で行われる催し物の待合所として使うことでしょう。
テント倉庫は構造的には強度が弱く、長期間の使用には適していません。
ただし、強風が吹かなければある程度はその状態を維持できるので、催し物が終了すればすぐに撤去できるため、その効率性の高さで倉庫以外の使い方が行われています。
わかりやすいのが学校で催される運動会などの休憩所であり、太陽光を遮断できるので熱中症対策にもなります。
他にも雨が降りこむとを予防できるので商品の販売を行うことも可能なので、臨時の店舗にも使えます。
注意しなければいけないのは突風などですぐに倒壊する危険性があるので、その強度や耐久性を過信した使い方を避けるということです。
室内練習場としても活用されているテント倉庫
テント倉庫と聞くと、物品を保管するための設備としてしか使えないと考えている方も多いかと思いますが、近年は室内練習場として利用されるケースも増えています。
室内の練習場を一般的な建築物で設置するためには、数千万円から数億円ほどかかりますが、テント倉庫は構造がシンプルで、基礎の大きさも抑えられるので低コストで建てることが可能です。
通常の建物の三分の一ほどのコストで建てられるのが一般的なので、初期費用の大幅な削減につながります。
また、テント倉庫の天井には薄いシートが使われているので、日中は照明を使わずとも十分な明るさを確保することができます。
これにより、月々の電気代を抑えることも可能です。
さらに、多くの方が利用する建物には高い耐震性が求められますが、テント倉庫は軽量であることに加えて、使われているシートは伸縮性があり力が加わっても柔軟に変形するため、地震に強いという特徴があります。
万が一、天井のシートが落下した場合でも、重大な被害につながる可能性が低いので、安心して練習に取り組むことができます。